かき/アントン・チェーホフ/神西清訳

そしてきょう――いよいよ、往来に立って人さまにものごいをする決心をしたのだ。

そしてきょう――いよいよ、往来に立って人さまにものごいをする決心をしたのだ。

ありったけの感情を込めて作品を読み上げる朗読シリーズ「劇情」。


貧しい父と幼い息子がモスクワの大通りに立ち、物乞いをしようとしている。空腹で朦朧とする少年の目に、向かいの飲食店の貼り紙「かき」の文字が映る。見たこともない食べ物を想像するうち、少年は「かきをおくれ!」と叫びだす。

かき/アントン・チェーホフ(1884年)

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