朗読シリーズ『日情』

言葉を声に出すことに、形式は必要だろうか?
「朗読」の解釈を広げ、日常の中に溶け込む
「声を出す人」とともにある空間を愉しむ朗読シリーズ。
隣にいる誰かを思い浮かべながら聴いてみてください。

ドラマなんかなくたっていい。

「朗読」と聞いて、あなたはどんなイメージを持つでしょうか?

もしかすると、特別な訓練を積んだ人だけができる、演劇のようなものだと感じているかもしれません。しかし、もともと朗読は、本や文字を楽しむための、とても身近な方法でした。

私たちは、朗読に「上手さ」や「完成度」は求めていません。大切なのは、誰かに聞かせることではなく、ただ文字を声に出す行為そのものであると考えています。

「日情」は、朗読を再解釈し、日常の中に溶け込んだ「ただ声を出す人」と、その人がいる空間を、短いシチュエーションノベルとともに楽しむ朗読シリーズです。

作品リスト

  • 女性が窓辺に横たわって本を読んでいるイラストが描かれている。イラストの左上には「ふみを読む。」のロゴ、右下には「日情」のシリーズロゴ、真ん中にはタイトルである「報せに泳いでは、その終わりに。」と書かれている。

    報せに泳いでは、その終わりに。

    テレビもスマホも静かになったこの時間、さっきまでは聞こえなかった彼女の声が聞こえる。彼女の、文字を読む声だけが聞こえる。

  • ピクセルアート。左側にはキャンプがあり、真ん中に焚き火がある。焚き火をキャンプチェアーに座った男女が眺めている。右側には山羊の歌の一節「汚れつちまつた悲しみに なすところもなく日は暮れる……」と書かれており、左側には「ふみを読む。」のロゴがある。

    山羊の歌/中原中也

    あれほど不便になってしまった現代を遠ざけて来たというのに、それでも私の精神性は人を拒むことまではしなかった。

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