
報せに泳いでは、その終わりに。
テレビもスマホも静かになったこの時間、さっきまでは聞こえなかった彼女の声が聞こえる。彼女の、文字を読む声だけが聞こえる。
言葉を声に出すことに、形式は必要だろうか?
「朗読」の解釈を広げ、日常の中に溶け込む
「声を出す人」とともにある空間を愉しむ朗読シリーズ。
隣にいる誰かを思い浮かべながら聴いてみてください。
「朗読」と聞いて、あなたはどんなイメージを持つでしょうか?
もしかすると、特別な訓練を積んだ人だけができる、演劇のようなものだと感じているかもしれません。しかし、もともと朗読は、本や文字を楽しむための、とても身近な方法でした。
私たちは、朗読に「上手さ」や「完成度」は求めていません。大切なのは、誰かに聞かせることではなく、ただ文字を声に出す行為そのものであると考えています。
「日情」は、朗読を再解釈し、日常の中に溶け込んだ「ただ声を出す人」と、その人がいる空間を、短いシチュエーションノベルとともに楽しむ朗読シリーズです。